WORDS 詩・小説

ストリート歩く

ザラメの雨だ
日ごろのおこない
そんなの知らない
傘なんか持たない

安っぽい紙吹雪が舞い散る

又聞き人生のエキストラたちに
無感情の別れを告げよう
自分の言葉を手に入れて
気がすむまで沈黙しよう

あなたの声を耳にした気がした
ふりかえりくりかえし探した

似たものはあれど
ひとつも同じではない
もたれてもかまわれたい
はたらきたくなんかない
チェスのルール知らない