スローモーション
空のジャム缶放り棄ててやった。青くって気持ちのいい春めがけて。ぽつねん。そんな音が返ってきた。最高の言い訳を考え最悪のシナリオを発表する。小さな宇宙が消えかかっている。君が透けて見える。それは、グットバイ。
空のジャム缶放り棄ててやった。青くって気持ちのいい春めがけて。ぽつねん。そんな音が返ってきた。最高の言い訳を考え最悪のシナリオを発表する。小さな宇宙が消えかかっている。君が透けて見える。それは、グットバイ。
人は皆希望を持っている人は皆雨の日でも傘をささない人は皆サボテンをかわいがる人は皆カチューシャを車だと思ってる人は皆こしあんより粒あんで人は皆犬のぬれた鼻先をさわりたい人は皆夜が暗いことを疑わない人は皆カステラをちょっと...
朝モヤを遠くに眺めながら、客観的な乗り方で自転車を走らせている5:37amあれよこれよと脳ミソに詰め込んだ記憶をビールでリセットしたい気持ち オリジナルの鼻歌をくちずさみ何かに似ているようで気にしながらリピートだけど今さ...
コーヒーゼリーサンデーおいしい。 それは、もう例えも説明もいらない。さらに、そう風呂上がりならなおさらのことに決まっている。 水風呂に浸かりながら想う。情報があふれる息苦しさを。湯気に見入りながら考える。野蛮な行進の無難...
アタマヲカシゲテサガスキボウナド ナイ ハジメマシテト ヤッテクルゼツボウナド ナイ トキドキミウシナウダケヨクミテミレバワカル
ものすごい春の雲にまたがって、ポメラニアンを抱いた男が、君に、こう言う。 「そのシャツは、似合わない」 そのとき君は、おじけづいて、「そんなことないですよ」と苦笑い。 精一杯のひと言だ。
豪雨豪雨ずぶぬれは語るよりあきらか 雷雨雷雨どうなるかこの先誰もかれもわからない愛もない覚悟もない笑えない 豪雨豪雨行こう行こう時間はそれほどないなかでもお前と話している時間がない未練は風に掻き消され試練は突にあらわには...
月がグレープフルーツなの。グラニュウ糖が舞い降りる、夜空。 マッシロな樹木は震えたりしない。決して喜んでるわけでもなく、ただ、その両手を天に向けて立ちつくしている。 失敗を恐れない王様のように、真夜中をかけめぐる。鬱病気...
閉店間近の喫茶店で天使がさぼっている窓際に戸惑いのシルエット小魚に小骨を埋め込む手術呪術のような無実の儀式チキンナゲットに祈りを込め小手先の優しさに決別を誓う手羽先の持つところを残して毒入りのナチョスを味見するスパンコー...
お見苦しいかとは思いますが愛してください。 最終電車は発車して長い帰り道、歩きだして夜空は、無だった。 覚えたてのピアノでエリーゼのために。 君の夢を見た。 悲しくなって目が覚めた。本当さ。