FROM FRONT フロントより

今日から
新紙幣が発行されたようです。

ピンとこない。

いいとか
わるいではなく
ただ、ピンとこない。

紙幣に選ばられた人物も
ピンとこない。

渋沢栄一が一万円札。

それは、知ってる。
あとの2人がどの紙幣なのか
スッと出てこない。

それはこちらの
勉強不足であり
知らないことで
マウントをとるつもりはない。

渋沢栄一の故郷で
カウントダウンをしていた。
その様子を
ニュースで見たのだけど
ピンときていないうえでの
盛り上がり映像は
マジか?という違和感がわいてくる。

文句を言うつもりもありませんし
その根本にある魂胆について
どうこう言うのも野暮な気がする。

ただただ、ピンとこない。

デザインが好みじゃないからだろうか。
これはダサめ?
前のほうがいい?
前のが馴染み深いだけ?
最新技術のすごさに
必要性を感じないからだろうか。
ホロスコープ?
すごい。すごいけど……。
やっぱりそもそも
なぜ今なんだろう。

ピンとこないが
多重構造になって
よりピントがボケている。
それはちょっと間抜けだ。

ピンとこないの
それ以上でも以下でもない。
ザワつく感覚はないけれど
こっそり奥に失望感がある。

渋沢栄一らしき服装を着た
あれは市長だろうか。
数人の大人たちが樽を割っていた。

こんなに
自分の気持ちに入ってこない
映像を見たのは
いつぶりだろうか。
シニカルに皮肉を言うつもりはない。
ただ、滑稽だった。

共感がないという理由で
馬鹿にするつもりもない。

ただ、
この一連の決定事項によって
決められた日までに
各方面で準備をした人たちが存在する。
その労力や想いを知りたい。
その頑張った人たちの声を聞きたい。
お祭りムードばかりではなく
その姿を、テレビで観たい。

ただ、
渋沢栄一のほかの
紙幣の人たち、お二人の
それぞれの地元では
イベントごとがあったのかも知りたい。
むしろ
今、そっちに興味が高まっている。

そもそも
お札のデザインって
人じゃなくてもいいよね。
花とか。数字のみとか。

今日もごきげんでありましょう。