不意 ものすごい春の雲にまたがって、ポメラニアンを抱いた男が、君に、こう言う。 「そのシャツは、似合わない」 そのとき君は、おじけづいて、「そんなことないですよ」と苦笑い。 精一杯のひと言だ。 2022.05.29 詩・小説