手からスマホを
落としそうになった
次の瞬間しっかりと
キャッチしていた自分に
ちょっと誇らしくなった。
反射神経、けっこういいぞ。
まだまだよゆう。
そういえば、昨日もこんなことあった。
振り返りざま
テーブルに置いていたマグカップに
ぶんと振った手が当たり
勢いよく落ちそうになった。
そのコンマ何秒かで
反対の手で落下を未然に防いだ。
高性能なスロー再生で
その動きを見てみたいくらい
すかさずと
スマートが
両立しているという
実に見事な反射神経だったと思う。
我ながらうっとりしたいところ
ふと思うと
そもそものうっかりが先にあるよな。
うっかりをカバーする
反射神経によって
モノが落ちて壊れることを
防ぐことができている。
それはいい。
でも
最初のうっかりは
無意識にやっているし
その初手のミスが少ないほうが
いいんじゃないだろうか。
手にしているスマホを落としそうになる。
テーブルに置いている
マグカップを落としそうになる。
これはもう
どちらも
一貫してうっかりだ。
思えば、マグカップも
テーブルのギリな角に置いていた。
危機管理能力が欠けている。
のんき。
ああ、そうだ。
反射神経にうっとりするのはさておき
もっと考えてみると
落としてしまうこと
落としてしまって壊れてしまうこと
それがなんだというのかとも思える。
ぶつかった
落ちた
それだけじゃないか。
ぶつかったら落ちる。
ごく当たり前のことだ。
ぶつからないほうがいいし
モノが壊れないほうがいい。
それはもちろんのこと。
でも、壊れるときもある。
なんてことを
歩きながら考えて
結論はどこかに置いてきた。
そうです
土曜は「スナックみのる」
日曜は「フリマ」です。
週末もごきげんでありましょう。
FROM FRONT フロントより