FROM FRONT フロントより

虫が
鼻に入ってきたんです。
小さい虫。
歩いていたら
ピューンと飛んできた。
ハッキリ見えていたけど
すーうっと鼻の穴に入った。
ただいま!ってくらい
なんの矛盾もなく
勢いよく鼻の穴に入って
鼻腔のあたりにぶつかったので
もう立ち止まってしまって
手鼻をしてブビーンと出てった。

サングラスはかけていた。
目は守られていた。
でもなぜだ。
空を見上げて歩いていたわけじゃない。
首をかしげてもいない。
そんなに
オープンな鼻なのだろうか。
いたって真正面を向いて
歩いていたつもりだ。

接しやすいとは
よく言われるけれど
今はすでに
入りやすいの境地に達しているのだろうか。
ああ、雪虫の季節がこわい。

今朝も
蜂の仲間みたいな虫が窓から入って
しばらく家の中を飛び回って出ていった。

慣れたもんだ。
入ってきた瞬間
いらっしゃい!って思った。
来るもの拒まず。
でも、違うよと。
そして、かまわずにいた。
たぶん
ここじゃないと気づいたのだろう。

そんなことより
やっぱり
虫に好かれている。
とくに、小さな虫。
そっちの世界で人気なのだろうか。
バグにバズった。

わるくないね。

今日もごきげんでありましょう。