FROM FRONT フロントより

いちだんと
朝のひんやりが増しています。
数センチのじわじわ歩きで
秋が近づいているようです。

SNSをやっていると
知り合いじゃない人から
友達申請のリクエストが届きます。

なぜぼくを見つけたのか
行ったこともない国の
見知らぬ人から届くことも珍しくない。

それがSNSの
おもしろさでもあり
こわい部分でもあるんだと思う。

基本的にぼくは
SNSでつながる人は
知っている人
会ったことのある人にしている。

このまえ
見知らぬ人から
友達申請が届いた。
最近のたいていは
微妙な日本語の文章を使った
実在していなそうな人の場合が多い。

今回は
日本の方で
実在していそうで
共通の友人が1人いる。
メッセージはない。
誰だろう。
なんでだろうと思う。
ふむふむ
プロフィールをのぞいてみよう。

すると
こう書いてあった。

 メッセージのない
 友達申請はすべてお断りします。

うん。
そうか。

わざわざ書いている。
というか、
この一文しか書いていない。
強いメッセージ性を感じる。
もやっとした
さざなみが
可笑しみを運んできた。

なるほど。

ぼくは
自分から友達申請をした場合
ひと言メッセージを送るようにしている。
自分はやる。というだけ。

知っている人から
友達申請が来て
メッセージがなくても
つながりたかったら
自分からあいさつしにいく。

それが落ち着くから。
快適に利用するための
自分のルールを持っているけど
わざわざ掲示しなくていいと思っている。

それは、実際の暮らしと同じだ。

 メッセージのない
 友達申請はすべてお断りします。

見返してみる。
実に、強い。身構えている。
その短い言葉に不足を感じる。
熱量で、こうばしさが漂う。

そういう人もいるよな。

SNSの自由に
その奥にいる人間臭さと
よくもわるくも
らしさが炙り出される。
やっぱり、こうばしい。

本当に
思っていることを書けばいい。
本当に
思っていることを言えばいい。

新しいホームページ
少しずつ進んでいます。
週末もごきげんでありましょう。