FROM FRONT フロントより

たべものもね
本当に食べたいものを
どれだけ食べていたのかと思いましたよ。

間に合わせだったり
消去法だったり
なんなら
おなかへってもないのに食べていた。

この前ね
サンドイッチが食べたくて
コンビニに入ったのだけど
売り切れていたんです。
おもしろいくらい
サンドイッチだけ売り切れてた。

サンドイッチ食べたいって
あんまりならないのに
求めたらないってね。

で、妥協しようと思った。
ベーコンチーズパンだったかな
違う棚のほう。
近しいものとして
パンコーナーで探したんです。
手にとってみたけれど
なんか
それじゃないって言ってる。

サンドイッチが食べたい。

これは
パンだけれど
サンドイッチじゃないよね。

その店を出て
違うコンビニに行きました。

サンドイッチを買って
食べたときの満足感ったらもう
そうそう
これが食べたかったんだって
心から満たされたんです。

かつて、忙しすぎて
食べられるときに食べておく
次、いつ食べられるかわからない
備えておけ!
みたいなモードで生きていた。
その名残りがあったのがわかる。

おなかが減ってなくても
仕事の合間や
打ち合わせで移動した
その終わりとか
なにか食べておこうってなっていた。

本当は、
なにが食べたいか
今、カラダが何を求めているのか
しっかりわかっていなかった。
しっかり聴こうともしていなかった。

それが
わかった。
そう、わかったんだ。
ただ、わかっただけなんだけど。
こんな
尊いことはない。

週末もごきげんでありましょう。