FROM FRONT フロントより

いつのまにか
10月の背中が見えはじめ
今年をちらっと振り返ってみたりで
思うと
行事やイベントがちゃんと平常運転で
行われるようになったとしみじみします。

振り返りついでに
そうじゃなかったときを
ちょっと思い出しました。

テレビのワイドショーでは
スーパーコンピュータが大活躍でした。
飛沫感染についてね
目に見えないものを徹底的に解明しようと
毎日のように「富岳」の名を耳にしました。
あるとき
「ぱぴぷぺぽ」の発音、いわゆる破裂音は
ほかの発音よりも
唾が飛びやすいという実験をやってました。
スーパーコンピュータ「富岳」を使って。

パンプキンとか
なんかかんかの単語が飛び交ってね。
どういった正義なのか。
それとも、ジャーナリズム精神でしょうか。
滑稽でしかない。

スーパーコンピュータ「富岳」を使ってまで
明らかにすることだろうか。
感覚として
破裂音が唾飛びそうなくらい
そりゃそうだろうと思う。

不安をあおる。
手を替え品を替え。
テレビはつまり
キャンペーンなんだなと
苦笑いをしたのを覚えています。

ちなみに
どの単語がもっとも破裂してるか
気になったのだけど
今のところ
「ハンプティ・ダンプティー」かな。
さりげないところでは
「ピッツア」もいいぞ。
「プリッツ」とか
あ、「ブルックリン」もなかなかだ。
おやおや「ヴァネッサ・パラディ」なんか
けっこうすごいぞ。

まてまて
今、実際に言葉に出ししてみたけれど
なんか意識すると
誇張したドイツ語の発音のような
完全に寄せにいってるのに気づきました。
飛ばそうとする。

スーパーコンピュータを
もったいない使い方して
くだらないことを明らかにするような
そんなテレビ番組やらないかな。
深夜枠だと思うけど。

秋だねえ。
今日もごきげんでありましょう。