FROM FRONT フロントより

昨日の夜の
寝る前に
コップで水を飲みながら
ふと浮かんだことが
ふむふむとなって
なおかつ
あらためて言うほどのことのなさが
我ながら絶妙だったことに
ほほうとなったところで
これは
明日の朝
絶対に忘れているだろうと
確信のように思った。

自信があっただけに
案の定
忘れているわけです。

でもなんか
残り香がある。

スパッとまるっと気配がないくらい
忘れているのなら気にならないけれど
思い出せないそこの記憶がパーツだとしたら
見えない部分の輪郭くらいが
もやっと感じれらるというね。

しゃあない。
しゃあないですわ。

またくるときもあるし
またこないときもある。
しっかりと夏ですよ。

今日もごきげんでありましょう。