FROM FRONT フロントより

あんなに晴れて
あたたかったのに
日が明ければ
どんよりとにごった空で寒い。

どうしたの?昨日は
晴れていたじゃないか。
そんなことね
天気に思うのは野暮ですよね。
受け入れること。
許すこと。
すべてに。

8階までの階段トレッキングは
今も継続しています。
なんのことわりもなく
階段トレッキングなどと言いましたのは
なんかそのほうが
かっこいいんじゃないかと思ったから。
さもあるように言えば
かすかな違和感を押し通せるだろうと。
あわよくば
意識の高い趣味のひとつのように
まちがって聞こえるかもしれない。

階段クライミングのほうがいいのか。
どっちでもいいか。
ひとまず保留です。

続けていると慣れてくるもので
8階までの階段が
ヘビーでなくなってきました。
そうすると
なにか足したくなるもので
ふとももを直角より上げるとか
1段登ったときに上げた足を下ろす前に
反対足の太ももの裏にタッチさせるとか
運動の要素を取り入れています。

たかだか5分もかからないから
そのぶん、もうスポーツとして
取り組もうと思っています。
スピードよりも
筋肉の動きを意識していたい。
ゆっくりと呼吸を意識して
美しいフォームを磨きあげたい。
この世界をのぼりつめたい。
階段だけに。

気持ちのわるい領域に踏み込んでいます。
「階段のぼってますか?」
「あなたは、もも上げ式ですか」
「あのビルはね、オススメですよ」とか
心はずむ会話が階段クライマーたちの間で
さわやかに交わされる日も近いでしょう。

階段クライマー?
名前はさておき
ちょっとやってみてくださいな。
あるもの楽しみましょう。

今日もごきげんでありましょう。