二日続けてバッタリ会ったんです。
めちゃめちゃ歌ってる人に。
家の近所の表通りを歩きながら
ガラケーをマイクに見立てて
歌い上げているんです。
前日は、
かたくなな情熱
だったかな
今日は
なんだっけな
ささくれだった
じゃないや
ひとすじの光だったかな
なんか気になるひと節があるんです。
なんの曲だかはわからない。
だけど
歌い方が
ビジュアル系のそれなんです。
そのせいか
なんてことのないフレーズなんですけど
ちょっとねばっこく耳に入ってくる。
気になるなあ。
たぶんだけど
道を歩きながら
大きな声で
ビジュアル系な歌い方をしている人って
世間的にふつうというジャンルには
カテゴライズされない。
されるわけがない。
いいとか、わるいとかではなく。
でもなんだろ。
気持ちよさそうに歌っていたなあ。
誰の歌かは
わからないままだけど
歌が好きなのは
しっかりと伝わった。
うるさいとか
気持ちわるいとか
ぜんぜん思わなかった。
ビジュアル系の歌い方だったからかなあ。
もちろん
人の迷惑になってはよくないけど
もう少し
人の目を
気にしなくてもいいんじゃないか。
それくらい
好きなことを
夢中になってやってみて
いいんじゃないかって思った。
あらら
4月も後半だね。いつの間にね。
週末もごきげんでありましょう。
FROM FRONT フロントより