昨日、
うっかりもうっかりで
忘れ物をしてしまいました。
財布とバッグを入れる小さいバッグを
いつもななめがけしているのだけど
それをまるっとです。
家に着くちょっと手前で
鍵を取り出そうとしたら。あらま。
しばし空を見上げました。
ゆっくりと雪が降り続けていました。
とても細かなサラサラとした雪でした。
あ、違う違う。
そんな情緒的になっている場合ではない。
そこからはサクサク速いです。
思い当たるお店へ電話をすると
しっかりと預かってくれていたので
すぐに取りに行きました。
かなりのドジをしたわけですが
ぜんぜん焦らなかったんです。
ちゃんとある。
楽観的かもしれませんが
心配はありませんでした。
ありがたかったのは
お店の方がとても優しかったことです。
こちらの心配までしてくれてね
電話くるのまってましたって
ぼくの問い合わせを
喜んでくれているんです。
もし明日来る場合は
金庫にいれておきますとか
その気持ちがうれしかったし
そういうお店だったから
無意識ながらも
焦らず心配なかったのかもしれない。
ありがたい。
忘れても、預かってくれる。
おおげさかもしれないけど
もう、大丈夫だと思いました。
人の優しさにふれたとき
その人の背景には
かつて優しくできなかったような
過去の傷や失敗もふくめた経験がある。
ささやかであれば
ささやかにふるまう気遣いをできるに至った
今までの道のりが寄り添っている。
だからこそ
あなたの優しさには
絶大なる信頼のもと
無限の想像力を使って
受けとらせてもらいたいと思うのです。
みんなひとりひとり
その思いやりが集まって
世界が平和になればいいよね。
今日もごきげんでありましょう。
FROM FRONT フロントより