FROM FRONT フロントより

いつも見ている朝のニュースで
気になることがあって
もうがまんできないので
ここに吐き出します。

駄洒落を言うおじさんがいるんです。
アナウンサーではない
ひとつのコーナーを受け持っている
デスク?っていうのか、記者なのか
スーツは着ているけど
どこか素人のような感じのする
その人が、駄洒落を言うんです。

毎回。ひとつほど放つ。
それがね、おもしろくないんです。
いえ、駄洒落で
爆笑をとれと言っているのではなく
駄洒落を言う必要がない。
それが自己主張だとしたら
間違っているので誰か注意をしてほしい。
不愉快ですらあるんです。

駄洒落ってもともと
それほどおもしろいものじゃないし
巧みなほど笑いは遠ざかるものです。

ただ、そのおじさんの駄洒落が
なにが不快なのか整理してみると
・おもしろくないの知ってるよ、俺
・あえて言うよ、俺
・ポーカーフェースでいうよ、俺
・あとはよろしくね、君
って態度がにじみ出ているんです。

おもしろくなくてもかまわない。
だけど言っちゃう俺どう?
それのどこがユーモアなのか。

ついでに言うと
ポーカーフェースはできていない。
やってるつもりだろうけど
そんな付け焼き刃にごまかされはしない。
言う前、言ったあと、
にやけている。それがにじみでている。

ギャップは笑いにつながる。
とても真面目な人が
クールにおかしなことを言うと
それは成立するのだと思う。

けれど、そのおじさんは
真面目には見えない。
真面目そうに見せようとしているだけ。
陽気な人なのかもしれないけれど
真面目ではないはずだ。
おふざけにうつるのはそのせいもある。
駄洒落キャラは
その人の雰囲気に合っていないことになる。
ここで言う雰囲気とは
表層的なことではなく
芯からにじみ出てくるものだ。

駄洒落を言ったあと
もちろん変な空気になるのだけど
女性アナウンサーが
困ったリアクションをして
本人はそのまま違う話題へと進むところも
見てらんないんです。

女性アナウンサーの腕がわるいようにも
見えてしまうし、
言いっぱなしの時も
クールを装いきれていない。

女性アナウンサーは
「今のは駄洒落ですか?」
と確認してもいいと思う。
そして、本人は他人任せにせず
「今のは駄洒落でした!」と
大きな声で自ら言ってほしい。
わんぱくに元気な声で。動きもつけて。

でも、そんな時間は
ニュースには必要ないので
やっぱりあの駄洒落はやめてほしい。
駄洒落にも失礼だもの。

駄洒落が不謹慎だとか
そんな了見のせまいことを
言っているのではなく
自己主張のための
本気じゃないおちゃらけを
見せられたくはないのだ。

ふう。すっきりしましたよ。
あらやだ。メリークリスマス。

よいクリスマスを!
週末もごきげんでありましょう。