FROM FRONT フロントより

おだやかな空だったもので
歩いてみました。
家から事務所まで。

いつも自転車で通っていた道を
自転車よりも遅い速度での移動は
けっこう清々しいものです。

路面が凍ってツルツルなので
しょうがなくもゆっくり歩きになります。
ゆっくり歩いてみると
自分の姿勢や動かしている足にまで
意識がいくもので
とてつもなく当然なことを言いますが
今、自分、歩いている。実感があります。

一歩一歩、前に進んで
ちゃんとたどり着く。
なんの比喩でもなく、
それはすごいなと思います。

ちぎっては投げ、ちぎっては投げ
結論を出さない思考を好き勝手に
めぐらせているのも
これは徒歩ならでは
なんじゃないかと思います。

例えば、
ものすっごく
くだらない駄洒落を浮かべ
それは絶対に言うことがないだろうと
ポイっと却下しながらも
徒歩の実感を味わいながら
平然と前進しているのです。
もしかしたら
にやついているかもしれません。

いや、たぶん、
まあまあにやついていると思います。
くだらない思考の渦と
歩くことの爽快さが混じって
自然と笑みがこぼれます。

なにも起きるわけではないけど
なにか大切な時間でもあります。

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週末もごきげんでありましょう。