FROM FRONT フロントより

いくらでも眠れる。
なぜか知らないけれど
寝不足ではなく
いくらでも眠れる。

食欲の秋みたいに
今、睡眠欲が旺盛なのかもしれない。
もしかしたら
冬眠しようとしているのだろうか。
それくらい
すぐに眠れるし
いつまでも眠ろうと思えば眠れる。

お恥ずかしい。

控えめや少なめはクールだけれど
度が超えるほどお恥ずかしいと思う。
まして、いくらでも眠れるのは
けっこうな、お恥ずかしいに値する。

大食いなら見せ場もまだある。
大睡眠は見てられない。地味すぎる。

眠りのおまけとして
なにか楽しい夢を見れるといいのだけど
もしかしたら見てるのかもしれないけど
目が覚めると、何も覚えていない。
手ぶら。

何事もなかったように
スッキリとすぐに動ける。
つまり、快眠なんです。

わるいことではないのだけど
人に言いづらい気がする。

めちゃめちゃ寝てます!
……あ、そう。

ほら。元気よく言ってみたけど
そんなこと言われても何?みたいになる。
間抜け感がある。

ああ、褒められてえ。
こんなことで褒めてくれる人はいないので
よく眠れている自分に
よくできましたの判子を押してあげます。

冬がそこまできています。
週末もごきげんでありましょう。