FROM FRONT フロントより

実は、
日曜日は立秋だったんですね。
そう、よく言う
「暦のうえでは、秋」ってやつです。

秋、しばし待たれ。
暦のうえで、そこで待っていて。
立ってなくてもいいから
座ってちょっとゆっくりしていて。
よろしく頼みます。

でもなんかかんか
季節的にも入れ替わるころのようで
ユニクロの売り場に
秋物の服が並びはじめているのを見て
ああそうかと知らされます。

週末は
母の墓参りに行きました。
やっぱり不思議と
墓参りを終えるとスッキリします。
ちゃんとごあいさつできたなと
ひと堕落つく感じがします。
この感覚
子どものころは
あんまりわかってなかったかもしれない。

じじいかよ
と思った瞬間
まあまあ違わなくもないし
そうなるものなのだと感じました。
ありがたみの
重みを重ねていくのだなあ。

お墓の前で
手を合わせている息子は
いま心の中でどんな会話をしているのか
それはわからないけど
ちゃんと向き合っている雰囲気が出ていて
かわいいものだと思います。

夏らしいぜっ
てくらい暑い日でした。
坂道こんなにしんどいものかと
バテている僕を
からかうように
息子が軽やかに駆け上がるので
冗談交じりに追いかけてやろうと思うものの
ぜんぜん走る気になれなかったのが
やんわりとショックでした。
そうと知らず
追い越してこっちこっちと
繰り返しおどける息子に対して
つい、イラッとしてしまいました。
すまぬ。

暑さ。坂道。体力。あと、少し空腹。
おだやかな気持ちは
あっさりと吹っ飛ぶもので
歳とったなと感じさせられるなか
大人気ないを実感しました。

一週間早そうです。
今日もごきげんでありましょう。