FROM FRONT フロントより

札幌、夏らしい日です。
くわっと生きている感が高まります。

昨日、マイガーデンと呼んでいる
いつもの公園に立ち寄りました。
草っぱらで裸足になり
ただ、ぼんやりとする。
なんとも至福の時間です。

風の音に乗せて
セミの声が絶え間なく聞こえます。
BGMのパートのひとつかのようで
耳をすますと
頭上の木からも
聞こえているのがわかります。

で、セミの声を突き止めてみたんです。
たぶん
あるはずの五感をフル回転してみて
じっと集中したらば
木のかなり上の枝に音の主を発見しました。

すると
それまでは
環境のなかのひとつのセミの声でしたが
姿を見ながら聴くその声は
どこかのセミではなく
そこのセミが出している音として
とてもリアルに響いてきたんです。

かなりの間
じっとそっと見ていました。
まあまあの
いい時間が過ぎていた気がします。

セミにおける生命の力や
その偉大さとかはせておき
その経験を経て
よくあんなに鳴くものだ。
と思いました。心から。

セミ、鳴きすぎ。
とさえ思いました。

声出していこう!いい加減で。
週末もごきげんでありましょう。